地域化する製薬メーカー
こんな記事を発見しました
エーザイ、てんかん患者支援のスマホアプリ:医療:日経デジタルヘルス
最近の国内メーカーの新薬創出はなかなか難しいところもあり、
それに付随したサービスの充実も求められているようです。
みずほ銀行産業調査部の調査データにも
「医薬品業界が注目すべき外部環境の変化 -変化を成長機会と出来るか、柔軟かつ迅速な決断が求められる」として、製薬メーカーの生き残りについて記載があります。
http://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/sangyou/pdf/1052_07.pdf
エーザイは、
抗てんかん薬としてフィコンパを、今年に入り、上市しています。
今回のアプリはそれに付随したサービスの一つとも言えるのでしょう。
エーザイといえば、
認知症薬である、
アリセプト(ドネペジル)が主力製品としてありますが、
認知症については
オレンジプランとして、地域として認知症患者を支える計画を厚生労働省が推し進めています。
「認知症施策推進総合戦略〜認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて〜(新オレンジプラン)」について |報道発表資料|厚生労働省
エーザイも、ただ薬を売るだけではなく、地域に入り込んで、認知症患者を支えようと、努力しているようです。
認知症 地域支援マップ 医療機関(病院など)、地域包括支援センター(相談窓口)検索 e-65.net[イーローゴ・ネット]
今年、薬学部を卒業し、大学では薬のことしか学んできませんでしたが、
薬が、より患者さんの役に立つには、薬の知識だけはなく、
それに付随した社会の動向を注視し、
先を見据えて考え、動くことが必要かなと
思うわけです。
ミクロな視点とマクロな視点の両方で看れるように。